中長期的な成長
2025年4月15日、内装工事及び音響・照明設備の設計・施工を展開するインターライフホールディングスは、2025年2月期の決算説明会を開催している。中長期的な観点における大きな利益成長ポテンシャルがあることが明らかになっている。2025年2月期から2026年2月期に向けての業績動向としては、大型案件の売上高の集中と事業再編による変動が予測されるのだが、同社が示唆するところに基づいて弊社が試算する中長期的な営業利益の年平均成長率は40%に近い水準に及んでいる。2025年2月期の実績においては、大阪万博関連工事や都市部の再開発に伴う大型案件の完工がかなり好調に推移していることから、顕著に大幅な増収・増益が達成されている。一方、計画以上に売上高の計上が集中した側面もあるとされており、翌年度である2026年2月期における業績推移は調整局面を余儀なくされる見込みである。ただし、大型案件の売上高が集中する前の段階である2024年2月期の実績との比較における営業利益は概ね3倍増に相当する水準が達成される見込みとのことである。弊社では、同社の経営陣との取材を通して更なる詳細を把握することを予定している一方、その内容に鑑みて同社の「企業レポート」を更新し改めてリリースすることを計画している。