大型物流倉庫案件
2025年2月14日、建設工事現場で用いられる仮設資材の製造・販売・施工を中心として事業を展開している信和は、2025年3月期第3四半期(4-12月)の実績を発表している。第4四半期(1-3月)に対して物流機器部門における大型物流倉庫案件の発生が見込まれるに至っていることなどから、2025年3月期に対する会社予想が増額修正されていることが明らかになっている。一方、仮設資材部門においては当初の会社予想の前提に沿った大幅な増収・増益が達成される見込みとのことである。第2四半期(4-9月)の段階においては一部において前倒しで売上収益が計上されているところがあるのだが、通期においてはこれの平準化が発生する模様である。また、2026年3月期及びそれ以降に向けては、中期経営計画(2025 年3月期~2029年3月期)に沿った業績推移が引き続く方向性にあるとされている。2025年3月期の期初に実施しているヤグミグループ(東海地方で最大規模、全国でも有数の仮設施工企業)の子会社化に伴うシナジーの創出が本格的に立ち上がるとされていることに加えて、倉庫関連以外においても物流機器部門において大型案件の発生が見込まれるに至っているとのことである。