急拡大
2024年7月12日、内装及び音響・照明設備に係る工事を中心に事業を展開しているインターライフホールディングスは、2025年2月期第1四半期の実績を発表している。通期の会社予想に織り込まれている営業利益の96.5%が達成されていることが明らかになっている。大型案件の完工並びに進行が計画以上に進んでいることから売上高が上振れている一方で、資材の運搬を内製化していく施策や先行仕入への注力が奏功していることなどを背景とする費用の削減が順調に進捗しているとのことである。EXPO2025/大阪・関西万博 の開催(開催期間:2025年4月13日~10月13日)や、大阪府が2030年秋頃の開催を標榜している「大阪IR(Integrated Resort/統合型リゾート) 」に伴う需要の拡大ポテンシャルに鑑みて、同社は大阪営業所での営業活動を強化している。2024年2月期の実績においては、大阪営業所を通して計上されている売上高が同社としての売上高の概ね10%ほどに相当しているとのことである一方、2025年2月期に入ってからの動向においてはこの比率が上昇していることが示唆されている。なお、2024年7月31日をもって3,000,000株に及ぶ自己株式の消却(消却前の発行済株式総数に対する割合14.99%)するとのことである。弊社では、同社の経営陣との取材を通して更なる詳細を把握する予定である一方、その内容に基づいて同社の「企業レポート」を新規に立ち上げ、継続的なカバレッジを行うことを予定している。